軽口雑話 第27話 | ドリアンフリーク2 | ![]() |
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ドリアンは6−7月と12−1月がシーズンなのですが、好きになってからというもの街へ出ると何時もドリアンの屋台を目と鼻で探しています。シーズン外の時期にも屋台は見かけますし、カルフールなどのスーパーでも売っています。情報によればシーズン外の物はタイなどからの輸入品だそうですが、これしか無いときは充分満足出来ます。カルフールでは3パックRM20とRM10が有ります。RM20の方はD24という品種で、甘くて果肉が多いのでもっぱらこちらを買ってきます。ただし冷蔵庫に入れるとしばらくの間ものすごい匂いに悩まされる結果になります。フリーザーに入れてみたところ、これが結構行けます。最高のシャーベットができあがりました。おまけに余り匂いに悩ませられる事が無くなりました。最近は屋台で食べても残った果肉は持ち帰り、フリーザーに入れて再度楽しみます。 東京にいる内海さんから”カズミのオーガニックファームな裏庭”というインターネットサイトを紹介されました。東京ではテレビで紹介されたそうです。マレーシアで中国人と結婚した日本人女性がサイトを管理しています。ご主人と家族の犬や猫とでKLの近郊でオーガニックファームを運営されています。サイトは農場での面白い話をいっぱい詰め込んであって読み応えが有ります。ユニークな行き方が共感を呼びます。中に”ドリアン食い倒れ”というページがありドリアンにかんする面白い話や為になる話がでてきます。 幻の紅蝦という品種が最高だと書いて有りました。これを読んで以来いつもそのことが頭にあり、屋台へ行くと紅蝦はあるかと聞いていました。 先日中国人のチャンさんその恋人のジャネットとかみさん合計4人でタイパンへ食事に行きました。道すがらトラックにドリアンを乗せ売っているのを見つけました。ちょうど帰り支度をしているところでした。トラックの運転席の背中に当たるところに”紅蝦””猫山王”とか書いて有ります。”ついに見つけた!!”トラックを止めて4人で赤蝦を試食して見ました。”旨い!!!”品のある甘さですが、ものすごく甘い。果肉はちょっと赤みがかっていて蝦の背中を思わせる感じが紅蝦の由来かもしれません。全員大満足。あっという間に2個を平らげてしまいました。かみさんはこれにもうちょっと苦みが入ればもっと良いのになどと贅沢を言っています。”それ有りますよ!!”それが”猫山王”だそうです。早速それも試食。色はあまり赤みが無くどちらかというと黄色がかった果肉ですが、苦みも甘みも見事にミックスされた美味しいドリアン。幸せな気分になりました。かみさんはこれが一番だと云います。私はどっちも甲乙付けがたく思いました。ジャネットは紅蝦、チャンさんは猫山王に分かれました。最後に紅蝦と猫山王を一個ずつ買って帰りました。赤蝦は1kgRM8、猫山王はRM12と猫山王の方が高いのですが、食べた感じからするとうなずけます。家に帰って再度挑戦、やっぱり美味しい!夜のバクテーを意識してか、ちょっとずつ残りました。これをタッパーに入れフリーザーへ入れました。翌日フリーザーから出して食べました。前日の様に新鮮さは有りませんが、また違った至福の味を楽しみました。”カズミのオーガニックファームな裏庭”には紅蝦はD69だと書いて有ります。D69なら何処かで食べた記憶が有ります。まだ味が良く分からないころだったと思います。猫山王はD101というらしいです。 |