軽口雑話 第39話 | ドリアンフリーク4 | ![]() |
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久しぶりにチャンさん夫妻からお誘いがあり、バクテーを食べに行きました。バクテーは朝の食べ物ですが、夜もやっているところがあります。 スバンジャヤからケサスハイウェーに乗ってクラン方面に向かって走り、カンポンジャワで降ります。かなり北へ行ったところにバクテー屋がいっぱいあるロットがあります。この中の一軒が私たちがよく良く行く常店です。ここのバクテーは味がさっぱりしていて、肉もよく口に合います。 バクテーはチャンさんのおごりでしたので、こんどは私たちのおごりでドリアンを食べに行くことにしました。 タイパンからちょっと外れた住宅街の一角にいつもドリアン屋や果物、お好み焼きなどを売っている屋台が出ています。そのドリアン屋へ直行しました。 「どこから来たの!」ドリアン屋の親父に聞きました。 「キャメロンハイランドの近くからきました。」小綺麗な華人が答えました。 「珍しいの食べたいから何か勧めて!!」 「これどう!」 ちょっと小さめの小さめの縦長のドリアンを割って差し出しました。 「旨い!」ものすごく甘くて、くどすぎない甘あまさ。4人いると一個はあっという間に食べてしまいます。 次に出されたのがちょっとビターの効いた旨い味、食感もなめらかなクリーム状態、いままであまり出会わなかった味です。甘い味の後にちょっとビターの効いたものを出して来るなんて小憎らしい演出です。 「うまいね!親父さんこれなんて言うの?」 「マージェリン!」 「え、聞いたこと無いけど...」 「新種ですよ!ほらバーターであるでしょマージェリン!」 「ひょっとしてマーガリンのこと?」 「そうです。そうです。マージェリン!」 そういえばマーガリンの食感かも知れません。日本人の私たちから見ると、マーガリンをドリアンの名前に付けるのは抵抗があります。もっと他の名前をつければ良いのに...。たとえばチーズケーキとか!チーズケーキがぴったりです。 名前のことはさておき久しぶりにすばらしく美味しいドリアンにであいました。もう一個注文して心行くまで食べました。 |