軽口雑話 第16話 | ドリアン・フリーク1 | ![]() |
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「吉川さん、はじけましたね!」横で運転しているBさんに言われました。 ドリアンを食べた経験は、前にホームページに書きました。その時は、匂いを我慢して無理矢理口に放り込んだ。と言った感じで味も食感も始めてですから本当の美味しいさを感じる余裕はありませんでした。もしかすると最初の違和感は匂いよりも口の中でモタッとする食感かもしれません。カルフールに買い物に行っていやな匂いがするするのでその場所を突き詰めてゆくとドリアンでした。 その後、何回か食べる機会がありました。だんだん食感に慣れてきました。匂いは相変わらず口の中に持ってゆくまでは我慢でした。 ある時、Aさんと食事をした後、屋台のドリアンを食べにいきました。今までとまったく違った味に感じられました。全面的においしいのです。残ったドリアンもそのまま置いて行くのは惜しく、スチロールの箱に詰めてもらい、持ち帰って冷蔵庫で冷やして食べました。冷蔵庫の中はものすごい匂いになりましたが冷やすとまた格別な味がします。 その数日後カルフールへ行きました。良い匂いが漂ってきます。何の匂いか分からず、匂いを突き詰めるとなんとドリアンでした。あんなに嫌な匂いのドリアンが数日のうちに良い匂いに変わってしまったのには我ながらびっくりしました。これはかみさんも一緒だったのでさらに驚きでした。この話をBさんにすると、「吉川さん、はじけましたね!」になるのです。Bさんに言わせると、3回以上食べないと、はじけないそうです。ちなみに若いBさんは10年もこちらに住んでいますが、いまだドリアンには、はじけないようです。 その後はドリアンフリークが始まりました。カルフールへ行くと必ずドリアンコーナーを覗きます。売り場のお兄さんとも仲良くなり、ドリアンを割っているときはどうしても見に行ってしまい、結局買う羽目になります。ドリアンにもいろいろな味のものがあります。ちょっと苦みがあるもの、やたらに甘いもの、果肉の柔らかいもの、堅めのもの、などがあります。あまり若いのよりちょっとすすみかげんのものがおいしいと思います。あまり進んだものはゲップとおならに見舞われます。食べ合わせで悪いのはアルコールだそうですが、ビールは大丈夫だとのことです。ただしビールのゲップはものすごく、匂いは毒ガス級になります。 カルフールも閉店のころいくと、1パックRM5のドリアンが5パックRM10になります。つい買ってしまいます。ホテルは持ち込み禁止になっていますが、体験上分かったことは、嫌な匂いに感じるのは、ドリアンに慣れない人で、こちらの従業員は皆ドリアン大好き人間ですから、良い匂いに感じるはずです。持ち込んで文句を言われたことはありません。 3回食べるとはじけますから、試食してみてはいかがですか! |