マレーシア移住 第6話 KLの秋葉原(2)   
home > malay > 6_pude2





≫ マレーシアにも秋葉原がある!!(2)

 最近のエレクトロニクス屋はソフトも込みで仕事を引き受けます。当然、開発用の値段の高いソフトを仕入れなければ仕事はこなせません。そんな話を秋谷さんとしていると、ソフト安く手に入りますよ!ただし英語版ですけど...。秋谷さんに言われました。”えっ、どこで””ブキッビンタンのスンガイワンプラザの5回奥、それと裏のロウ・ヤットプラザに有ります。”で日曜日に案内してもらいました。BBプラザの方から回り込んで道はクランク型に曲がり、寿司きん、スターバックスが並んでいるビルがプラザ・ロウ・ヤットです。TIセンターはプラザ・ロウ・ヤットの中にあります。3階から5階までがITセンター1から3となっています。ここはコンピューターに関するものなら何でも有ります。手作りのコンピューターは日本でも流行っていますが、こちらでも一方の位置を占めています。あらゆる国の部品や基板が入っている分こちらの方が種類が多いかも知れません。
 mp3という規格は、ご存じだと思いますが、音楽の圧縮ファイル拡張子です。これで変換するとCD1枚にふつうのCDが5−6枚以上入ってしまいます。ここで売っているCDはmp3が主流で、値段は、どんな物でも1枚RM5(150円)です。
プラザ・ロウ・ヤットの入り口
日本の物では、浜崎あゆみ、きたろうなどが揃っています。ビートルズ、やエルビスプレスリーなどはどれも250曲近く入っています。ビートルズとプレスリー、ホイットニーヒュストンを買ってみました。RM15(450円)
 ツールとしてのソフトは、これまたすべてRM5(150円)で売っています。皆さんご存じのアドビーのフォトショップのフルサイズ版もRM5(150円)で売っています。私はオートキャド2004とアドビーのアクロバット、ペイントショッププロ8を締めてRM15(450円)で買ってみました。450円ですから動かなくても話の種ぐらいにはなります。
 ”mp3はなるべく早くコンピュータのメモリーに移し、日本製のCDRに落とすのがこつです。”と秋谷さんに教えられました。
曲の入っているCDROMの質が悪く、反ったり、劣化が激しくビット落ちもあるのだそうです。帰って試して見ました。
 250曲入りのビートルズは曲の40%がCRCエラーが出てだめでしたが150曲近くはOKでした。プレスリーは60%だめで100曲、ホイットニーヒューストンは全曲OKした。元値が450円ですから凄い物です。しかし全曲を試すのは膨大な時間と、根気が必要でした。
 一方、オートキャドは英語版ですが、日本で買えば70万円はする代物です。私の使っていたオートキャドもLTで縮小版ですが5万円しました。インストールして動かして見ましたが、ちゃんと動きます。アクロバットも問題なくPDFファイルが作れます。ペイントショッププロは今まで日本語版Vr6を使っていました。英語版でも問題ありません。ちゃんと動きました。(エクスプローラーでファイルを閲覧し、CLUCKというホルダーにIDの破り方、ライセンスファイルの扱い方が入っています。)
 しばらく使っているとパソコンの調子があまりよくありません。
 しばらく使っているとパソコンの調子があまりよくありません。 どうやらウイルスをもらったようです。ウイルス除去ソフトをブキットビンタンまで買い出しに行きました。ノートンのシマンテックを買ってきました。15日お試しにして、ウイルス検査したところ、なんと8個もウイルスがいました。ほとんどのソフトに1個か2個のウイルスがいた事になります。安い違法ソフトだけの事はあります。オートキャドは高いソフトが手に入ってとはいえ現在は休業中ですからおもちゃに過ぎません。
 まったく著作権など無視そのものです。こんなことがあって良いのだろうか?と疑問に思います。先日マイクロソフトのビルゲイツ氏が来てアブドラ首相に、パソコンを沢山寄付するからソフトをちゃんとした値段で売ってくれと懇願して行きました。私にはこれは実現不可能なことのように思えます。ここでソフトが知的所有権になるのでしょうか。私もソフト屋の端くれでしたから買った違法ソフトは、すべて破棄しようと思っています。もし使っても英語版ではまどろっこしくて使ってられません。マレーシアでは私がソフトを作って売っても一瞬の間にコピーされてただ同然になるのかも知れません...。




お問い合わせ