マレーシア移住 第11話 | バクテー(骨肉壺茶) | ![]() |
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A氏のお誘いでバクテーを食べに行きました。行き先はポートクラン(KLの西にあるマラッカ海峡に面した港町)で集合は朝8時です。 バクテーの正しい食べ時は朝食です。元々は華人の漁師料理だそうです。朝、出漁前に食べ元気を付け出かけるそうです。 地元をよく知るA氏の部下の華人チャンさんの案内でした。注文はチャンさんにお任せしました。 |
![]() 看板の英字部分を見ると”バハ・クーットッ・テヘ”みたいです!バクテーです。 |
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店員がお茶の箱を持ってきます。まずお茶を選びます。数種類のお茶の箱や袋が入っています。一つを選んで、茶碗を湯で温めてから急須に詰めます。小さな湯飲み茶碗についで飲みます。久しぶりでちゃんとした中国茶にありついた感じです。 |
![]() 土鍋の後ろ側はなまず系の川魚です。華人は海魚は殆ど食べません。 |
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バクテーは小型の土鍋2つ出てきました。大人6人と子供一人の分量です。見た目、中身は豚肉のぶつ切りがごろごろ入っています。 それに、蒸したお魚(川魚)一匹、お魚の種類は分かりません。なまず系だそうです。写真の通りのものです。後で分かった事ですが華人の魚料理は焼くとか煮るはあまりなく丸ごと蒸して、色々なたれを掛け食べるのが一般的だそうです。このたれが、魚料理の違いだそうです。そして一番の高級魚はなまずだそうです。 それとレタス炒め、と薬味で煮た鶏の足です。鶏の足は下の写真のようにグロテスクです。薬味は青唐辛子とニンニクをみじん切りにしたものを中国醤油の中にたっぷりと入れます。取り皿にはご飯がのっています。 |
![]() 鶏の足です。ちょっとグロテスクですよね! |
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バクテーの食べ方の定番は、揚げパンで食べるそうです。びっくりしたのは店の前の揚げパン屋台で揚げパンを買って来て添えて食べます。ここは何時でも持ち込み自由です。余談ですが時々こういう場所にビールなどを持ち込んで飲んでいる人もいますが、ほとんどの店は持ち込み自由の様です。店に酒類を置いているところが少ないのです。 揚げパンを小さく切りバクテー土鍋に追加します。揚げパンだけ食べても結構美味しいです。 これで準備完了です。バクテーの中身は、豚肉中心、いろいろな部位が入っています。柔らかく角煮のような食感です。汁は薬膳で煮てあるので風味が有ります。これをご飯に少しずつ掛けながら、食べます。湯葉(豆腐の薄皮)もたっぷり入っています。最高に美味しいです。 魚も白身で嫌みが無くとても美味しくいただけました。鶏の足はかみさんは大好きで、コンドロイチンがたっぷり入って美味しい等といろいろ講釈を言って食べます。おそるおそる食べて見ましたが、味は豚足の親戚と言った感じで、見た目よりずっと美味しくいただけましたが沢山は食べられませんでした。 これでしめてRM75(¥2250)ひとり頭RM12.5(¥375)ですから嘘の様に安いです。さらにこの値段のうち魚の値段が約半分ですから、バクテーは凄く安いことになります。 バクテーは結構はまります。日本人にはファンが多いようです。 私も好きですが、鶏の足は未だに好きになれません.....。 |